出張中に読んだ本
外国出張、特に欧米行きでは時差(Jet Lag)がきつくて眠れないのが普通である。ベッドに入ってボーっとしていてもしょうがないし、深夜のテレビも面白くないので(EUのエッチ番組は別だが・・・)、勢い本を読むことになる。飛行機の中も、スンナリ寝られればいいのだが、そうでない場合にはやはり本。
今回も何冊か読んだのだが、一番印象に残ったのが、「落語家はなぜ噺を忘れないのか」(柳家花緑/角川SSC新書)。タイトルだけだと記憶術の本のようだが、実際は楽屋側から見た落語論とでもいうもの。
落語家の評価として、「人物描写ができていない」、「面白ければいいのというものではない」というのがある。この本はどうしてこういった見方が出てくるのか、演者の立場から解き明かしている。落語の評論めいたものをほとんど読んだことはないのだが、多分、これほど分かりやすいものはないのではと思う。落語家側の心理がストレートに書かれているからである。
最近は落語ブームらしい。個人的にそれほど興味があるわけではないのだが、それでも面白く読めた本だった。
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