インターネット上で用語集を作ってくださっている方々がいる。調べ物に重宝しているし、タダだと思えば文句をつける筋合いもないのだが、気になるのは、「読み方」が書かれていないということである。
半導体にMOS-FETというデバイスがある。インターネットを調べて見ると「モス フェット」と「モス エフイーティー」の二つの読みが見つかった。MOSの部分に「エムオーエス」というのだけはないようだが・・・。ついでに本を調べて見ると、明確に読み方を書いたものはないようだ。それこそ、権威のある用語集でも調べてみないと・・・、ということか。
カメラのフィルムに120、220というのがある。「いちにーまる」なのか「ひゃくにじゅう」なのか、どこにも書いていない。どちらで読んでもいい、ということなのか? Wikipediaにも読み方までは書かれていないようだ。類似の種類の読み方を参考にするか、と思っても、110(昔のカートリッジ式フィルム)は「ワンテン」という特殊な読み方をするので役に立たない。
そういえば、アメリカ人はあまり読み方を気にしないようだ。Rio Grandeでも「リオ・グランデ」だったり「ライオ・グランデ」だったりするし、略語の読み方に至っては・・・、という感じである。議論していて、何だか分からない言葉の半分くらいは、この手の略語を怪しく読んでいたりするのである。多分、複数の言語の影響を受けた人種の坩堝だから、別の言語系の読み方にも寛容なのだろう。一方で、日本人はほぼ同一の言語系で几帳面、しかも、こういった用語の誤用には権威主義的な視線が厳しい。用語集を作るなら読み方を書くべきである。それがどんなにバカバカしいものであってもも。
最近のコメント